売り主・買り主の嬉しい声

お客様の嬉しい声(売り手)

関係する全ての人がHappyと感じられる事業継承が実現できたと喜んでいます。

元貿易商社経営 山田(仮名)様

私、大阪で貿易商社を経営しておりました山田(仮名)と申します。
21年前に勤めていた会社を退職して会社を興しました。当初は全く先が見えず、ソファーに寝転び一体これからどうなるのかなーとため息混じりに不安に思ったのがまるで昨日のように思い出されます。前半の10年は何とか輸出をベースに商売は拡大しました。急激な円高を迎えた時期の後半10年は輸入に劇的に転換した事にも助けられこれまで無事やって来られました。
創業から20年経過した今、弊社を応援して頂いている数多くのお客様に対して突然会社を閉じるということは当然社会的責任上できません。それ故ここ数年の最大の悩みは後継者問題でした。
一度は息子が入社しましたが、親子の関係が会社では上司と部下の関係になり、どちらにも心の奥では甘えている点もあり絶えず衝突する日々が続き、とうとう息子が退社することになりました。これは創業時から一緒に働いてきた家内にはとても大きなショックでした。これを契機に事業に対する情熱を徐々に失って、夢を追ってきたのに自分の仕事で家内共々毎日暗い日々を送っていました。反面、業績は毎年増収増益を続けていたのですが、とうとう最善の策として会社売却を決意しました。
色々な方にお会いしてお話を伺っている時に、今回の仲介をお願いした小柴先生に出会いました。最初に“Happy M&A”が目に留まり、お会いすると実直で、経験豊富で、明確で、信頼感を彷彿させておられ、独立して事務所を経営しておられる姿は自分が創業した時を思い出し、即座にお願いすることに決めました。
本当に縁にも恵まれたのか買収相手に最初にお会いした時、直感的にいい感じがしました。
後は“河が流れるままに”互いの信頼関係でスムースに事が運びました。新社長は、従業員のこともとても大切に考えてくださり、私の右腕として働いてきてくれた社員を取締役に抜擢して頂きました。女性社員たちも生き生きと働いています。私も会長として残り新社長の補佐と事業引継ぎに邁進しており、以前にも増して溌剌と忙しい毎日を送っています。息子も自分のやりたい仕事を見つけ生き生きとしています。家内も売却後は背負っていた大きな荷物を下ろした時の様にほっとしているようです。
従業員8名で、売上12億の小さな輸出入商社ですが、来期は更に15%程の伸びを見込まれています。良き縁に拠り、良き運に恵まれ、良き感を働かせ、素早い動きで本当に関係する全ての人がHappyと感じられる事業継承が実現できたと喜んでいます。
今は新社長の下で新しく出発した会社がもっと大きな夢(上場?)を実現してくれる事を夢見て以前よりとても気楽(?)な気持ちで働いています。
今の私たちには、この気楽さは何よりも貴重な宝物です。

お客様の嬉しい声(買い手)

買収先はM&A後、私が社長として行ってから2年間で売上が40%増えました。

印刷業を買収されたお客様

私ども(印刷業)は、名古屋にある同業を買収しましたが、その時、仲介してくれたのが小柴さんでした。
当社は、企画・デザインから印刷まで、チラシ・DM・パンフ等の小ロット多品種の広告販促印刷物を得意としています。社員数70名で売上12億円、スローガンは「広告を考える印刷屋」です。
買収先は、私どもより大きな会社で、折込チラシ専門で撮影から制作・印刷・加工・配送まで一貫生産しています。社員数100名で売上15億円、スローガンは「安!速!考!で勝負する印刷屋」です。
買収先はM&A後、私が社長として行ってから2年間で売上が40%増えました。来期もまた2桁売上増の予定です。グループ2社は、M&A後2年経ってかなりの相乗効果が出てきました。
今後、私どもでは広告販促印刷に特化した地域の優良印刷会社をM&Aしていこうと考えています。後継者不在や先行きに限界を感じている地域の優良企業で、帝国データバンク50点以上の会社です。
私は今45歳で60歳まであと15年あります。3年に1社のペースでM&Aを行いグループ会社も合計で5~7社にしたいと思っています。地域は、東京・大阪・愛知・岐阜・静岡等を計画しています。1社ずつは適正規模であまり大きくしすぎず、地元の印刷会社としてのきめ細かいサービスと対応を大切にしていきます。しかし同時に全国に広がるグループ会社としての経済的・地理的利点を生かしていきます。ですから大手上場企業からの一括受注で全国の営業所への納品の場合、通信とCTPを使い最寄りの会社で同時に印刷して即納します。つまり物流経費とスピードで大変有利です。このように最適な経営環境を追求することが我々には大切です。我社のビジネスモデルはまず地方の優良印刷会社を買収し、問題点を解決し社員のモチベーションをアップします。次に地元の主導権は保持しながら、最新の設備を安価で入れ替え技術的優位性を維持します。紙やインキ、印刷機などはグループ統括で集中購買しスケールメリットを出していきます。新規開拓や技術、集金などの成功事例や社員教育の情報も共有しシナジー効果を出していきます。幹部教育は本部にて行い、経営理念を共有し、手を上げたやる気のある人にどんどん経営を任せていきます。5年後までには2社目のM&Aを行い、売上40億円で利益4億円、上場を目指していきます。15年後には売上15億円×7社=105億円で利益10億円を目標にしています。今後は印刷機メーカー様や資材商社様にお願いして、私のM&A成功体験や社員意識改革の講演会を行い、買収先様探しを積極的に行う予定です。
ただし私の信念は、乗っ取り的なM&Aではなく、前オーナー様の尊厳を傷つけることなく日本的な和風M&Aを行うということです。できる限り全社員をリストラすることなく引き継ぎ、前オーナー様にも会長か相談役として残っていただき、きっちりと継承させていただきます。今回のM&Aでも社員のリストラを一人も行わず、前オーナーにも相談役として残っていただいております。相談役と私は、ちょうど家内のお父さん、つまり義理のお父さんのような関係で、大変うまく行っています。このように我社は今後も良い会社があればどんどん和風M&Aを行い、商業印刷業界トップの企業グループになりたいと思っています。