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「やんちゃな社長」

健康食品等の卸売りをしている会社(A社)を、毛髪系で有名な会社が買収したときのお話しです。
A社社長は、まだ30歳代ですが役員報酬を5,000万円以上取られており、業界ではちょっとした有名人で、A社は無借金の優良会社でした。
売上は11億円ほどですが、会社設立1期目から売上が7億円あったのには感心しました。
A社社長は、高額な役員報酬を取れるにもかかわらず、A社を売却された理由は次の2つでした。
○(表の理由)実家が建設業を営んでおり、手伝いをして親孝行したい
○(実際の理由)今まで同じ業界でビジネスをしてきて、それなりに成功したので、一旦人生に区切りをつけたい

M&Aの最終契約書で、A社社長にはM&A後1年以内に次期社長(代行)への業務引き
継ぎ義務が課されましたが、それが完了したら次のような人生設計を考えられていました。
○世界旅行(特に南半球)をしてビジネスのネタを探したい
○大企業に就職してもう一度サラリーマンをやってみたい

A社社長は、「マクドナルドのアルバイトでもOK」と言われたので、私は、「居酒屋の方
が良い修行ができると思いますよ。訳の分からない酔っ払いの客に理不尽な文句を言われ
たりして・・・」と冗談半分でお勧めしました(*^_^*)
A社社長は、「社長をしていると社内で怒られることがなくなるので、サラリーマンをして
(アホな上司でもいいので)怒られてみたい」とのことでした。この社長は「M」かも?
私もその気持ちは分かるような気がします。
学生時代はひたすら公認会計士の勉強をしたので、
○もう一度学生時代に戻ってみたいとか、
○独身だったら今流行のシェアハウスに住んでみたいとか、
○1ヶ月ぐらい休んであちこち旅行をしてみたいとか、
時々考えることがあるので、もう一度、新鮮な気持ちになって一から営業をがんばってみたいという気持ちも分かります。

A社社長は、普段から強気でヤンキーのような柄の悪い口調で、従業員には厳しく接しており、特にお客さんからのクレームには、「絶対に逃げるな!」と教育していたので、自分が会社を売却することを発表したら、他の取締役や従業員から、「逃げたのは社長じゃないか!」と言われるかもしれないと弱い面もあり悩んでいました(>_<) 独身のA社社長は、契約の前日にM&Aの件を彼女に話した際、号泣したそうです(>_<) 一般的には、60歳を過ぎて後継者難から会社を譲渡されることが多いですが、創業10 年以内で、若くして会社を譲渡される場合も会社に対する思い入れは同じだと思います。 A社社長は、M&Aの最終契約の前1週間くらいは、将来、A社が業績を伸ばしている夢 をよく見たそうで、1年後に粗利が1.4倍になっているという具体的な夢も見たそうで す。 こういう夢は珍しいと思いますが、夢にまで業績が出てくるA社社長だから、良い会社を 作られたのだなと感心しました。 買い手社長は、経営手腕があり有名な方だったので、A社社長も一目置いており、最後に 譲渡代金の減額を打診された際、「あの社長に言われたら、ハイと言うしかないなあ」と 笑って、減額要求を了解していただけたことも気持ちのいい点でした。 私も1年後に粗利が1.4倍になっているかどうか楽しみです(*^_^*)


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